Living my life

カナダ生活、日々思うこと、様々です。将来どころか明日も見えていない。これだから人生は楽しい。

本と音楽

 

 

懐かしい曲を聴いていた。Puff Daddy のI'll be missing youという曲。まあ有名な曲だから知っている人も多いと思うが僕がこの曲を初めて聞いたのは小学生の時であった。うちの母親が朝起きてからラジオをかけるという習慣があり多分そのラジオからこの曲を初めて聞いた。歌詞なんて理解できてなかったけどこの曲はわりとビートがずっと同じだから曲で覚えているというよりはビートで覚えているという方が正しいのかもしれない。

 

 

小学生の頃この曲を初めて聞いていた時僕は本を読んでいた。小学校に行く前の朝に読んでいた。今じゃ朝起きてから本を読むという行動はそれぶりなんじゃないかというくらいしていないためその時のことを思い出して昔と変わったなあと感じた。

 

 

読んでいた本なのだが、僕らの小学校時代これを読んだことない人な少しいるかもしれないが名前を聞いたことない子はいなかったんじゃないのかというくらい小学生に大人気だったかいけつゾロリを読んでいた。この本は素晴らしい名作である。内容も毎回違って楽しめるし読むのをそこまで苦じゃないし最高のアニメ?本?だった。

 

 

そしてこれは僕だけなのかもしれないというか今まで人に聞いたことがないためわからないが、ほんと音楽というものは妙なつながりを持っている気がする。

どういうことかというと小さい時や小学生くらいの時、僕は基本家で本を読んでいる時は常に何かしらの音楽がかかっていた気がする。そのせいもあり、懐かしい本を読んだり名前を聞いたりすると自然とそれを読んでいた時に流れていた曲が頭の中に出てくる。読んでいる時は本に集中しているため歌詞は出てこないけどこれ読んでいた時この曲聴いていたなあと今でも思い出せる。

 

時によく母親が流していた洋楽に関しては小学校の僕には歌詞を理解することなどできるはずもなく、曲というよりビートがほんと同時に思い出す。しかもなぜかわからないが悲しい本を読んでいた時は悲しい感じのビートの曲が流れてくることがあり、本を読み内容を理解しながら音楽がBGMのように頭に入ってきていた。だから家で本を一冊読み終わるとBGMを聞けて映画を一本見たかのような気持ちになっていた。

 

 

そんなこともあり懐かしい曲を聞いたり懐かしい本を読んだりするとその本の内容がBGM付きで記憶として思い出すことがある。もちろん小学校の時に聴いた曲、読んだ本全てがそういうわけではないが、頭の中で本の内容と同時にBGMを思い出すのはちょくちょくある。

 

 

小学生の時に読んだダレンシャンという本があるのだが、この物語のどこのシーンかは思い出せないがどこか悲しいシーンを読んでいる時に悲しい系の音楽が流れていて読みながら泣いたというのを覚えている。

 

 

完全にこんなの僕だけという可能性も高いが僕の中では本と音楽は何かつながりがあるんじゃないかと思っている。そんなことをかいけつゾロリというタイトルを思い出してボケーっと考えていた。今日はI'll be missing youを聞きながらI'm missing かいけつゾロリな気分な夜である。

怒って覚醒することもある。

 

なんか目覚めの悪い朝だった。アラームを止め体を起こそうと試みたが体がすごく重たかった。半分体を無理やり動かすようにコーヒーを作りに行った。お湯を沸かしていたくらいに共に住むアメリカ人が起きてきた。

 

コーヒーを飲むととても味が薄い薄すぎて目が覚めたのかなんだこりゃと驚いてしまった。ポットの中を見てみるといつも入れているコーヒー豆を挽いた粉がいつもの半分くらいしか入っていなかった。寝ぼけていたのか何も考えてなさすぎていたのか無意識のうちにその量にしてしまっていた。アメリカ人に一応謝るとたまには薄いのも飲みたいよねとやさしすぎる返答をもらった。

 

そんな感じで朝から不調の今日であったがその後にさらに最悪なことが起きた。

ご飯も食べ終わりよし動き出すかという感じの時にホストが僕に発電機に給油をするように指示してきた。いつものように発電機のところに向かった。ここは山のなかなので電気を引っ張ってくることができない。そのため発電機とソーラーパネルを利用しているのだが、何か作業をする時には発電機を使わなければいけなかった。そんなこんなで給油をしているとガソリンの入っていた缶がもうじき空になるのか給油が止まってしまった。その缶は縦長なので壁に立てかけるように斜めの状態をキープしていた。すると風でその感がひっくり返ってしまった。めんどくさいなあと思いながらも缶を拾いに行くとチューブと缶をつないでいる金具のようなとこから地面に落ちてしまいそこのパーツが壊れてしまっていた。

 

 

今日はなんかついていないなあと思いながらもホストに報告せねばとホストの元へ向かった。そして壊れてしまったことを告げると僕の思っていた10倍以上の反応をした。とてもキレてきた。なんで注意しなかったんだよから始まり僕に対して直接言ってきているわけではないが汚い言葉を発しまくっていた。

僕にもガミガミと怒ってきた。僕が悪いことは百も承知だがそこまで怒られるのかという気持ちとこれ以上こいつの発言を聞いていても意味がないという気持ちが合体してしまい僕まですごいイライラしてきてしまった。

誤った後に言ったが、今日の作業が終わったら街に行って同じ部品を弁償するよと言ったのにもかかわらずとてつもないガンギレを見せてきた。

 

 

そしてイライラの限界を迎えてしまった僕はついにこちらからも反論を死まくってしまった。その時の感覚が新鮮すぎて今でも覚えている。普段よりも明らかに速いペースでスラスラと英語をしゃべり反論することができていた。イライラしながら反論していた反面なんか今俺めちゃくちゃいい感じに喋ってるじゃんと気持ちも生まれ頭の中は複雑なことになっていた。

 

僕が言い返すとさらにホストは怒る。このラリーを三回ほど繰り返したが本当に意味のないことに気づきとりあえず謝って話を終わらせた。ホストがなぜあそこまでイライラしていたのかはさっぱりわからないが、もし仮にホストが僕が謝る前に何かでイライラしていてそのまま僕のことにもぶつけてきていたのなら、ホストも少なからず悪いはずだ。僕がそもそも悪いのは大前提だが、他のことで人に当たることはよくない。言ってしまえばホストが僕と話す前にイライラしていたことは僕には全く無関係なのだ。

 

 

なんだかんだでお昼を食べ終わったくらいからお互いいつも通りに話すようになり今では朝の喧嘩が夢のようなので一安心だ。しっかり謝ったし新しい部品も買ってきた。でも面白いのが怒った時に考えずにすらすら話せたあの感覚だ。怒ると脳が知性化でもするのだろうか。興味深い。

 

 

 

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冷凍バナナに救われる。

 

暑い日が続いている。毎日毎日猛暑で生きていくのが大変である。

 

外で仕事をすることがちょくちょくあるのだが、仕事内容は関係なしに地獄なのは決定している。どんなに作業内容が楽だったとしても暑いことには変わりないため結局地獄となってしまう。

 

数日前物置の入り口にゲート的なものをみんなで作ったのでそれのペンキ塗りをアメリカ人とした。ゲートだけとはいえども大きさが大きさであり全て塗るのにはかなりの時間がかかってしまった。乾くのを待ってまたその上から塗ったりなどを繰り返していると朝始めたペンキ塗りだが気づけば三時を回っていた。

 

 

そんな長時間外で作業をしていたら死にかけるのは当たり前だ。どれだけ頻繁に水を飲んでもカラカラすぎて頭痛などもしてくる。そろそろ休憩挟まないと僕ら二人とも干からびちゃうよと思ったくらいの時にアメリカ人が地面に座り込んでしまった。もう見るからに熱中症であった。水もちょいちょい飲んでいたようだがそれでもダウンしてしまったようだ。

 

 

とりあえず続きは明日にしようということになりその日の仕事はそれで終わりだった。喜熨斗他にある僕らのお気に入りのベンチで二人魂が抜けていくように寝っ転がった。

少し二人とも回復してきたかなという時にホストが僕らの目の前に現れた。

よーし、釣りにくぞ〜。と彼は張り切って行ってきた。釣りは結構好きだがあれほど行きたくないと心から思った釣りの誘いは初めてだった。二人してまじかよというかををして彼を見つめていたに違いない。

 

 

アメリカ人はもちろん僕はきついっすと答えじゃあお前はどうする?と僕の番が回ってきたわけだが、こんなに張り切ってるのに一人で行かせるのもかわいそうだなと思いいくと言ってしまった。

 

何が辛いのかというと暑さだけではない。ここでいう釣りというのは海釣りなどではない。湖に行ってカヤックに乗って釣りをするのだ。その釣り方自体はカヤックも楽しめて好きなのだがその日は体力的にきつかった。足でペダルを漕いでカヤックは進むのでそれなりに筋力も使う。しかも日差しかんかん照りの中。さすがにあの日のカヤックは地獄でしかなかった。4時間ほど釣りをして家に戻ってきた時には頭はクラクラ体はフラフラだった。

 

 

そんな中何かないかと冷凍庫を開けると前日に僕が入れた冷凍バナナがあるではないか。断食でもしていたかのようみ冷凍バナナにかぶりついた。大好物である。暑いその日には最高の冷たさだった。

素晴らしいことにそれを食べた後はどんどん体が回復していった。

 

 

何が言いたいかというと熱中症には気をつけよう。水分補給をしっかりしよう。結論バナナ最高。

 

 

 

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いい意味の間違い

 

お前が五月から行くところはカナダで一番暑いよとここに来る前に言われた。

暑いったって今は五月だしまあ大丈夫だろうという気持ちで来た。ここに来る前に白いTシャツ買ったほうがいいよと言われたがそれも大丈夫だと思って買わずに来た。

 

 

実際のところかなり暑い。というかものすごく暑い。でも嫌いではない暑さである。

ここは雨が降ると、お〜、こういう天気の種類もそういえばあったなあと思うくらい(盛った)雨が降らない。ひたすら晴ればかりである。そのため土地は湿気が全くなく土も赤に近いような土が多い。そして青空が日本よりもクリアに見える気がする。

 

 

最近はお昼の気温が28度くらいだ。28度なら別に耐え切れないほどの暑さではないが、五月の頭にこの気温と考えるとやっぱり暑い。青空がクリアだからなのかわわからないが、紫外線というか太陽も普通よりまぶしんじゃないかとも思ってしまうくらい日差しが強い。

 

そんなに暑いのだが、周りは標高まあまあある山々ばかりで頂上付近には今でも全然雪が残っている。僕らが生きているこの土地では毎日クソ暑いのに隣にある山の上には雪があって、暑さを感じながら雪を見られるというところが僕個人的にとても好きである。

 

 

来た当初は真っ黒のTシャツを着ていたが、今はとてもじゃないけれど着ることはできない。黒のTシャツ着用時と白のTシャツ着用時は半端じゃないくらい暑さの感じ方が違うというのをここで学んだ。黒を着ていると体感温度が2倍くらい上がっているんじゃないかと思うくらい暑い。ここに来る前は信じず黒のTシャツばかり持ってきたが、今では近くのスーパーで揃えた白Tシャツがたくさんある。

 

これだけ暑いにもかかわらず毎日外で楽しんでいる。昨日は気づけば6時間も太陽を浴びながら釣りをしていた。そんな感じでガンガン直射日光を浴びているため、僕の肌はあっという間に焼けていく。今では日本人の中ではかなり黒い方であるだろう。

 

 

ここの街には結構いろんな人種の人たちが暮らしている。アジア人もたまに見るし白人黒人それぞれ見る。そして興味深いのがインディアンの人たちもここにはたくさん暮らしている。なんなら数はとても多くインディアン博物館とかたくさんある。

そして彼らに今まで僕は直接会ったことはなかったのだが、ここにきてその人たちを始めてみて新しい発見もあった。以外とみんな顔がアジア人ぽいというかタイとかフィリピンとかにいそうな肌の色も少し日本人に比べて濃い感じだった。初めてその人たちを見たときアジアから移民してきた人たちなのかと思ったくらいだ。

 

 

 

そして最近は僕も日焼けしすぎて度々インディアンの人だと間違われることが増えてきた。インディアン語というか彼らの言語でいきなり話しかけられたこともある。しかし彼らは美しい。笑顔を絶やさないし優しいというのが彼らの印象だ。

 

 

インディアンの歴史などを博物館で見たりしたが自然と共に生きている感じがとても好きだ。作った武器や頭にかぶる被り物なども興味深いものばかりだった。

これからどんどん焼けてくと思うがこいつは優しい、笑顔という理由でインディアンの人たちに間違われるように笑顔を振りまいて優しく生きていこうではないか。

 

 

人間以外

 

小学生の時、何年生だったかは忘れたがみんなでアサガオを育てた。あまり興味もなく先生の言うとうりに植えただけだったが綺麗な花が咲いた時、結構感動したのを覚えている。

 

 

その時ぶりなんじゃないかって勢いで今植物を育ている。ホストの家の隣にめちゃくちゃ小さめのハウスがある。そこで少し野菜を育てているのだが、ここに僕がステイしてる間自由に野菜を育てていいよという許可を得た。育てたいとか一言も言ってはいないが、許可をいただいたのでいただいたからには育てようじゃないかという感じであった。 ここでは乾燥しすぎていたり雨が降らなさすぎるなどの理由で変な形のタワー的なものを使って野菜を育てていた。太いパイプのようなものなのだが、その中にポンプがあり水を循環させている。鹿も優れた事に1時間に一回自動で水が循環されるという機能付きだ。パイプのいたるところに小さな穴が空いていてそこのフックにスポンジをはめスポンジに野菜を植えているといった感じだ。

 

 

タワーは4本あるのだがそのうちの一本を貸してもらえる事になった。タワーは一本といえども穴は15個くらいあるのでそのくらい野菜を育てることができる。

少し育った野菜たちがズラーッと並んでいる中から自分が植えたいやつを選んだ。個人的に好きであるレタスを数種類とミントとイチゴをそれぞれ穴に入れた。

 

 

一日二、三回ほど様子を見に来るのが日課になりつつある。そして夜ご飯を作ることになったのだが、ホストが育てているタワーから採った野菜でサラダを作ることになった。彼のタワーは歴が長いということもあり最高に野菜や果物たちが生い茂っている。ここに住みだしてから来いらの様子も毎日見てきたので食べれる時が来てなんか自分が育てたかのように少し嬉しかった。

 

 

生い茂ったタワーのおかげで見た目はおしゃれなレストランで出てくるんじゃないかというくらい色んな野菜たちがバランスよく入っていて色合いも良い感じのサラダを作ることができた。全部タワーから採ったため、もちろん薬は使っていないし、食べたい分だけさっとハウスに行ってハサミで切って持ってくることができるため新鮮さも半端じゃない。そしてお味も文句なしに美味い。毎日のように見てきていたのもあって更に美味しく感じた。

 

 

以前は犬だらけのうちにステイして人間とは違うたくさんの動物と生活をして、愛情を持って接することで一緒に遊んだり可愛い一面を見せてくれたりする。日本でも犬を飼っているがたくさんの犬を一度にお世話したことでそれぞれ違う愛情を感じることができた。

 

 

野菜を育てるのもそれに似た感情でやっている。愛情をかけて育てればその分美味しく食べられると思ったりしている。1年前の僕に聞かせたら何1点のこいつとなるに違いないが今はそれを楽しみつつある。

 

東京でひたすら人間と向き合ってきたが、カナダに来てからの人とも程よく自然や他の動物たちと向き合って共に生きていくというのは人間的本能なのかわからないが楽しいものである。

 

野蛮人みたいな考え方になりつつあるがこれはこれで人間として生きている意味が見出せているような気持ちで幸せなのかもしれない。

明日の朝食はハンバーガー以外で。

 

今日も朝から働き尽くしている。

 

僕らが与えられた仕事は草取りと道路の整地である。

草取りと言ってもひたすら草を取るわけではない。ホストに言われたなんか日本では見たことないような草でトゲトゲが付いている緑っぽい草があるのだが、それだけをひたすら抜くという草取りであった。範囲は家の庭から家の入り口のゲートまで。

普通に考えると楽に聞こえるだろうが、ここの家はなんせ山の中なもんでゲートがある入り口的なところから家の中にはまでは1キロあるんじゃないかというくらい長い。とてつもなくデカいにはがあるようにも聞こえるがそうでもない。ただ家が森の中すぎて、道路を曲がってすぐにあるゲートからさらにひたすら道が続いているのだ。

道の周りはもちろん森なわけでにはとかそういうものではない。しかもその草人参かというほど根っこが人参ぽいのに加えて根っこの太さも大きいやつになると人参くらいある奴もいる。さらにさらにここはどんでもなく暑い土地なもんで土も乾燥仕切っていて草が根っこの手前でブチントちぎれてしまい思うように丸ごと抜けない。仕事としては地味にくるきつさではあったが、共に生活しているアメリカ人と一番でかい根っこを見つけたやつがリンゴを食えるという楽しくなおかつ仕事もはかどるシンプルな遊びをして楽しんだ。

 

そして次は整地。ゲートのとこにあるかなりでかい段差をなくすという仕事だった。いつも車で通るときここで必ずばこんと車がはねるのでその度に車の天井に頭がぶつかりそうになるくらい揺れが激しいためこの仕事も必要だ。

これはサクッと終わらせて今日の仕事は終了。

 

 お手伝いは問題なかったが、食事は問題があった。今日は朝も夜もホストがいなかったため三食全部アメリカ人と食べた。昨日ご飯の献立をある程度僕が考えたため、今日はアメリカ人にお任せという感じだった。

 

朝、ハンバーガー作るけど食べる?ときかれそこまでお腹は空いていなかったがハンバーガーを作ってもらい食べた。そしてお昼、サラダを作っているのが見えて何かな〜と少し楽しみにしていた。そして昼食はサラダとハンバーガーだった。またハンバーガーかよと思ったが、手伝いもしていてお腹も空いていたし天気のいい川沿いで食べるハンバーガーはとても美味しかった。

 

 

 そして夜になり彼が何かを作り始めた。完成したのはスープにサラダにハンバーガー。さすがに笑ってしまった。いくらなんでも三食全て同じハンバーガーを食べたことなかったので少し驚いた。すると彼はなんも思いつかなくてハンバーガーなら美味しいしいいかなーと思ったと笑いながら言った。

まあ作ってくれたからにはしっかりと完食した。以外とその時はたべれた。

 

でもご飯を食べ終わってそのことベンチでグテートしだしたくらいから、胃がムカムカしてなんとも言えない気持ち悪い感じになってきた。吐くまではいかないがなんか気持ちが悪いというか気分が悪いというかそんな感じだった。そんであーそういえば今日三食全部ハンバーガー食べたのかと思い出しそれでさらに気持ちが悪くなった。

 

いくらアメリカ人とはいえ一日3食全部ハンバーガーを食べるものなのか。みんながハンバーガーを食べまくっている訳ではないのはわかっているがアメリカ人らしいことをされて面白かった。が、僕の胃はまだ北米人にはなりきれていないようだ。

 

これから彼がノーアイディアの時は手伝うことにしよう。

 

 

道路で逆走しちゃう日だってある

 

 

地球は素晴らしい。自然は素晴らしい。毎日これしか感じていないと言っても過言ではない。

 

 

 

無事に次のステイ先に到着したのだが、毎日楽しんでいる。毎日野生の動物たちの鳴き声を聞いて川の音を聞いて、何もいいことをしたわけではないのに、心がとても清々しい。

 

 

家の後ろは山、家の前は川、そしてその後ろにまた山、さらにその後ろにも大きな山たちが連なっている。もちろん周りには家はない。町と呼ばれている完全に町とは言えないほどのところに行くのにも30分ほど車でかかる。家の前を鹿が横切るのも当たり前だし、聞いたことのないよくわからん動物の鳴き声なんかもしょっちゅう聞こえてくる。

 

こんなところに住み着いてから三日ほどたったのだが、今日は初めてカナダで車を運転した。ただ単に今まで知らなかっただけだったのだが、ホストが電話で問い合わせをしてくれたり、自分で調べたりもしたが、どうやらここでは日本の免許を持っていれば車が運転できるらしい。それを知らずに過ごしてきたこの数ヶ月を悔やんだが、車が運転できるとわかって僕は変身ベルトを買ってもらった子供並みに喜んだ。

 

車が特別好きというわけでもないが、カナダに来ていつも助手席や後ろの席で外の景色を眺めていた時に、自分で運転できて好きなところに行けて、この大自然を見ながら感じながら運転できたら最高なんだろうなあとわりといつも車に乗っている時に考えていた。それが実現できるということである。こんなに楽しみなことはない。

 

 

さらに最高なことに、ホストは普段仕事に行っていて日中は家にいないのだが、普段使っていない黒の軽トラあるからそれ俺がいない時とか自由に使ってどこか言ってもいいよという許可を得たのだ。最高である。何かの縁なのかその軽トラは三菱のもので日本で作られたのか車のいたるところに日本語が書いてある。しかも右ハンドル。それもなんか嬉しくなっちゃって今日の朝から僕はルンルンだった。

 

 

頼まれていた仕事の後に街に出かける予定だったのでここまでかと言わんばかりに猛スピードで頼まれていた仕事を終わらせた。

そこまで来て終えば後は完全に僕のもん。車に飛び乗った。ちゃっかりマニュアルだから運転するのも楽しいし、最高であった。

 

ここで僕と一緒にステイしているアメリカ人の友達も乗せて街へと向かった。

 

こんな田舎というか自然なら道路ですれ違う車補ほとんどいないし最高である。

僕はただただしあわせを感じながら運転していた。隣に座っていた友達も軽トラに乗ったことがないらしく、ちょっとした段差などで車がボヨンボヨンはねるのを最高に楽しんでいた。

 

 

そんなこんなで街に近づいている途中で大きな通りに入った。

すると前から大きなトラックが来る。遠くにいるのでよく見えないが自分と同じ車線を走っている気がする。そんなことはないと進み続ける。やっぱり同じ車線を走っている。トラックがクラクションを鳴らしまくる。ぶつかって死ぬやんと悟りすぐに車線を変える。

 

 

 

そう、僕らは逆車線を爆走していたのだ。

完全にルンルンであったのと、日本と同じ右ハンドルということが原因に違いない。いつもと同じ右ハンドルで運転して、長い間対向車がいなかったから気付かずにそのまま逆走し続けてしまっていたようだ。トラックとすれ違った瞬間にカナダ右車線やん!と気付いた。

そんなことカナダに来る前から知っていたはずなのに。。。乗る前も覚えていたはずなのに。。

完全にルンルンだった僕は頭の中から車線のことが吹っ飛んでしまっていた。

 

 

さらに面白いのが僕よりも隣に座っていたアメリカ人の友達である。お前は速攻で気付かなきゃおかしいだろと突っ込みを入れた。アメリカと一緒なのに何お前も一緒になって逆走してんだよというツッコミも入れた。

彼は俺は免許持っていないからしょうがないと言っていたがしょうがないわけがない。運転してこなかったにしても車なんて何万回と乗っているだろう。

彼の言い訳は明石号を思いっきり無視して免許持ってないからわからないと言っているようなもんだ。

 

 

幸い事故にはならなかったのでそのあとはしっかり右車線を走ってドライブを楽しんだ。

もしトラックと衝突していたら、呑気にポテトチップスを食べている今この瞬間がなかったのかもしれないと考えるとそれは嫌すぎるからこれからはしっかり気をつけなければいかん。