Living my life

カナダ生活、日々思うこと、様々です。将来どころか明日も見えていない。これだから人生は楽しい。

道路で逆走しちゃう日だってある

 

 

地球は素晴らしい。自然は素晴らしい。毎日これしか感じていないと言っても過言ではない。

 

 

 

無事に次のステイ先に到着したのだが、毎日楽しんでいる。毎日野生の動物たちの鳴き声を聞いて川の音を聞いて、何もいいことをしたわけではないのに、心がとても清々しい。

 

 

家の後ろは山、家の前は川、そしてその後ろにまた山、さらにその後ろにも大きな山たちが連なっている。もちろん周りには家はない。町と呼ばれている完全に町とは言えないほどのところに行くのにも30分ほど車でかかる。家の前を鹿が横切るのも当たり前だし、聞いたことのないよくわからん動物の鳴き声なんかもしょっちゅう聞こえてくる。

 

こんなところに住み着いてから三日ほどたったのだが、今日は初めてカナダで車を運転した。ただ単に今まで知らなかっただけだったのだが、ホストが電話で問い合わせをしてくれたり、自分で調べたりもしたが、どうやらここでは日本の免許を持っていれば車が運転できるらしい。それを知らずに過ごしてきたこの数ヶ月を悔やんだが、車が運転できるとわかって僕は変身ベルトを買ってもらった子供並みに喜んだ。

 

車が特別好きというわけでもないが、カナダに来ていつも助手席や後ろの席で外の景色を眺めていた時に、自分で運転できて好きなところに行けて、この大自然を見ながら感じながら運転できたら最高なんだろうなあとわりといつも車に乗っている時に考えていた。それが実現できるということである。こんなに楽しみなことはない。

 

 

さらに最高なことに、ホストは普段仕事に行っていて日中は家にいないのだが、普段使っていない黒の軽トラあるからそれ俺がいない時とか自由に使ってどこか言ってもいいよという許可を得たのだ。最高である。何かの縁なのかその軽トラは三菱のもので日本で作られたのか車のいたるところに日本語が書いてある。しかも右ハンドル。それもなんか嬉しくなっちゃって今日の朝から僕はルンルンだった。

 

 

頼まれていた仕事の後に街に出かける予定だったのでここまでかと言わんばかりに猛スピードで頼まれていた仕事を終わらせた。

そこまで来て終えば後は完全に僕のもん。車に飛び乗った。ちゃっかりマニュアルだから運転するのも楽しいし、最高であった。

 

ここで僕と一緒にステイしているアメリカ人の友達も乗せて街へと向かった。

 

こんな田舎というか自然なら道路ですれ違う車補ほとんどいないし最高である。

僕はただただしあわせを感じながら運転していた。隣に座っていた友達も軽トラに乗ったことがないらしく、ちょっとした段差などで車がボヨンボヨンはねるのを最高に楽しんでいた。

 

 

そんなこんなで街に近づいている途中で大きな通りに入った。

すると前から大きなトラックが来る。遠くにいるのでよく見えないが自分と同じ車線を走っている気がする。そんなことはないと進み続ける。やっぱり同じ車線を走っている。トラックがクラクションを鳴らしまくる。ぶつかって死ぬやんと悟りすぐに車線を変える。

 

 

 

そう、僕らは逆車線を爆走していたのだ。

完全にルンルンであったのと、日本と同じ右ハンドルということが原因に違いない。いつもと同じ右ハンドルで運転して、長い間対向車がいなかったから気付かずにそのまま逆走し続けてしまっていたようだ。トラックとすれ違った瞬間にカナダ右車線やん!と気付いた。

そんなことカナダに来る前から知っていたはずなのに。。。乗る前も覚えていたはずなのに。。

完全にルンルンだった僕は頭の中から車線のことが吹っ飛んでしまっていた。

 

 

さらに面白いのが僕よりも隣に座っていたアメリカ人の友達である。お前は速攻で気付かなきゃおかしいだろと突っ込みを入れた。アメリカと一緒なのに何お前も一緒になって逆走してんだよというツッコミも入れた。

彼は俺は免許持っていないからしょうがないと言っていたがしょうがないわけがない。運転してこなかったにしても車なんて何万回と乗っているだろう。

彼の言い訳は明石号を思いっきり無視して免許持ってないからわからないと言っているようなもんだ。

 

 

幸い事故にはならなかったのでそのあとはしっかり右車線を走ってドライブを楽しんだ。

もしトラックと衝突していたら、呑気にポテトチップスを食べている今この瞬間がなかったのかもしれないと考えるとそれは嫌すぎるからこれからはしっかり気をつけなければいかん。