冷凍バナナに救われる。
暑い日が続いている。毎日毎日猛暑で生きていくのが大変である。
外で仕事をすることがちょくちょくあるのだが、仕事内容は関係なしに地獄なのは決定している。どんなに作業内容が楽だったとしても暑いことには変わりないため結局地獄となってしまう。
数日前物置の入り口にゲート的なものをみんなで作ったのでそれのペンキ塗りをアメリカ人とした。ゲートだけとはいえども大きさが大きさであり全て塗るのにはかなりの時間がかかってしまった。乾くのを待ってまたその上から塗ったりなどを繰り返していると朝始めたペンキ塗りだが気づけば三時を回っていた。
そんな長時間外で作業をしていたら死にかけるのは当たり前だ。どれだけ頻繁に水を飲んでもカラカラすぎて頭痛などもしてくる。そろそろ休憩挟まないと僕ら二人とも干からびちゃうよと思ったくらいの時にアメリカ人が地面に座り込んでしまった。もう見るからに熱中症であった。水もちょいちょい飲んでいたようだがそれでもダウンしてしまったようだ。
とりあえず続きは明日にしようということになりその日の仕事はそれで終わりだった。喜熨斗他にある僕らのお気に入りのベンチで二人魂が抜けていくように寝っ転がった。
少し二人とも回復してきたかなという時にホストが僕らの目の前に現れた。
よーし、釣りにくぞ〜。と彼は張り切って行ってきた。釣りは結構好きだがあれほど行きたくないと心から思った釣りの誘いは初めてだった。二人してまじかよというかををして彼を見つめていたに違いない。
アメリカ人はもちろん僕はきついっすと答えじゃあお前はどうする?と僕の番が回ってきたわけだが、こんなに張り切ってるのに一人で行かせるのもかわいそうだなと思いいくと言ってしまった。
何が辛いのかというと暑さだけではない。ここでいう釣りというのは海釣りなどではない。湖に行ってカヤックに乗って釣りをするのだ。その釣り方自体はカヤックも楽しめて好きなのだがその日は体力的にきつかった。足でペダルを漕いでカヤックは進むのでそれなりに筋力も使う。しかも日差しかんかん照りの中。さすがにあの日のカヤックは地獄でしかなかった。4時間ほど釣りをして家に戻ってきた時には頭はクラクラ体はフラフラだった。
そんな中何かないかと冷凍庫を開けると前日に僕が入れた冷凍バナナがあるではないか。断食でもしていたかのようみ冷凍バナナにかぶりついた。大好物である。暑いその日には最高の冷たさだった。
素晴らしいことにそれを食べた後はどんどん体が回復していった。
何が言いたいかというと熱中症には気をつけよう。水分補給をしっかりしよう。結論バナナ最高。