Living my life

カナダ生活、日々思うこと、様々です。将来どころか明日も見えていない。これだから人生は楽しい。

若気の至り

 

 

 

  

成人を迎えてから歳を取るスピードが圧倒的に早まっている気がする。十代の頃よりも。

 

 

十代の頃は大人の人たちに20すぎてから歳を取るのがあっという間だよとか30過ぎるともっと早く感じるよとか言われてもそんなの何歳でも変わらないでしょとか思ったりしていたが今になって彼らの行っていたことは正しいと思える。

 

 

たまにふと自分の歳を考えたりするとあれ?いつの間にこんなに歳をとった?とかなんか月日が経つの早くない?とか最近では思う。

 

 

歳だけではなく生活について考えてみても数年前普通にやっていたようなことが今では昔はあんなに元気だったなあとか思っちゃう時だってある。

 

 

そんな感じで今日思い出していたのは19歳だったあの頃。友達がバイクの免許を取った時のこと。

 

 

十代の頃なんてオールとか夜更かしなんてガンガンしていたし寝てるよりも遊んでいる方が全然楽しいと思っていた。今でもオールをできないこともないが次の日の疲労は十代の頃とは全く違うと言ってもいいくらいオールをした次の日は体調が悪くなる。

 

 

寝る時間を削ってでも友達と遊ぶことに夢中だった頃の僕はよく友達と夜中に集まったりしていた。そんな僕らがはまっていたのが学校、バイトなどを終えたあと深夜0時頃に集合しストリートバスケのコートに行き深夜にバスケをするということ。

 

 

今じゃそんな気力ほぼないと言っても過言ではないくらいだが当時はよくみんなで夜中にバスケをしていた。

 

 

そんなある日いつものようにみんなで集まりいつものようにバスケをしていた。大田区にある深夜でもライトが付いていてバスケができるコートに集まりみんなでバスケを楽しんでいた。3〜4時間ほどバスケをしてそろそろ解散しようかという話になりそのコートでそれぞれ解散した。

 

 

たまたま僕と家の方角が同じだった仲のいい友達がいたのだがkれは最近バイクの免許を取ったということでバイクでコートまで着ていたため帰りにその子が送ってくれることになった。免許取り立てということもあり少し不安はあったがバスケして汗をかいた後のバイクはとても気持ちよかった。

 

 

そして家に二人で向かっている途中とても大きい交差点に突入した。一応不安だったため僕も前を見て後ろに乗っていた。その大きい交差点で信号が赤になったため信号待ちをすることになったのだがあの交差点は普通の交差点とは少し違い特殊な交差点だった。具体的にいうと停止線が普通の交差点よりだいぶ手前にあったのだ。信号機と停止線との距離が普通の交差点よりもだいぶ距離があった。

 

僕にはその停止線が見えていたのだがどうやら運転手の彼にはそれが見えていなかったらしく普通に信号は赤なのに停止線を通り越してしまっていた。しかもそれなりに速いスピードで。僕はとっさに、おい!停止線越えてるぞ!とそいつに叫んだ。すると彼はやばいとお思ったのか急ブレーキをした。

 

 

あまりにもスピードが出ていたためかバイクはステント綺麗に横転し僕らは道路に投げ出された。あまりにも一瞬のことすぎてあまり記憶にないのだが今でも傷が残っているくらい強く道路に投げ出されてしまった。半袖半ズボンだった僕らはひじやひざをすりむいてしまい血だらけになってしまっていた。

 

 

道路に投げ出された後何が起きているのか理解できていなかった僕はとりあえず起き上がった。それと同時に僕が持っていたペットボトルがコロコロと僕の横を転がっていった。すると次の瞬間僕から1メートルくらいしか離れていない隣の車線に大きな虎クックが通り一瞬でそこにあったペットボトルを踏みつぶし中に入っていた液体が僕に飛び散った。

 

 

トラックが走り去った後ようやく我に返りあのペットボトルがもし自分だったらと想像し震えが止まらなくなった。とりあえず速攻でバイクを起こしその友達と道路のはじのほうに移動した。その友達はというと僕と同じで所々すりむいて血を流していて未だによく状況が読めていないような感じだった。

 

 

すぐに近くのコンビニに行き血を洗い流しに行った。その時にトイレで自分の顔を見たのだが今まで見たことのないくらい顔が青ざめていた。あまりにも気持ち悪いくらい青ざめてしまっていたためほっぺを摘んだりして生きてるよな?とか確認してしまったほど。

 

 

 

二人とも軽い怪我はしてしまったものの生きているということを確認しよかったとはならなかったが不幸中の幸いだと思った。

 

 

今思い出すと若気の至りというかノリだけで行動してそんなことになったんだなあと改めて思う。そもそも夜中にバスケしてそのあとバイクの運転なんて眠さと疲労がハンパなかったと思うしノリでバスケしよーぜという話にならなければそもそもこの事故は起こっていなかっただろう。あの頃は特に深夜遊んでいたため神様からの忠告だったのかもしれない。死ななくて本当に良かったとひたすら思った。

 

 

今はみんなそれぞれ仕事だったり色々で夜中に集まってバスケしたりしようなんてことはないと思うが若さゆえの出来事だったと思っている。

 

ノリと勢いで命を落とすことだってあるだろうし若者には気をつけていただきたい。

そんなようなことを今日十代の頃を思い出して考えていた。

 

 

とりあえずバスケは夜中にするものではない。これは確実にあの日学んだ。

 

 

 

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