これも1つの生き方
学校卒業したらどうするの??
就職先は決まったの??
学生時代に僕を苦しめたフレーズたち。
たくさんの大人たちはこんにちはと同じくらいの軽い気持ちでこの言葉を学生に投げかける。
中学、高校、専門学校。すべての学生時代で進路について悩んでいた。
みんなが進路ややりたいことが決まっていく中、全然決まらずにいた。
まずは中学時代。
遊ぶのに毎日毎日全力すぎて将来のことなんて考えてる暇はなかった。
毎日毎日遊び倒して、友達との友情をただひたすら深め、思い出をどんどん作っていた当時大人になるなんて遠い未来のことだと思ってた。
うちの両親は他の内に比べて優しかった。
優しかったというより、親自身も自分と同じように
人生楽しまなきゃ意味ねーよ!!
みたいなスタンスの親だから、中学時代に遊びほうけててもあまり怒られるということがなかった。
中学の時に初めて親呼び出しをくらった時も、楽しむのはいいけどまあ、ほどほどにねと優しく言われた。
そんな育て方をされて自由に生きてきた。
悪いこともたくさんした。(犯罪とかではない。笑)
高校受験の時もなんとなく規模が大きくて人がたくさんいる公立高校に進学した。
部活もしていたが、部活というよりは同好会的な感じだったので、たまーに顔を出すくらいで、放課後は高校時代も友達と遊びまくった。
とにかく遊ぶのが大好きだった。
親と過ごした時間より友達といた時間の方が多い中高時代だった。
外で元気に遊びまわったり、友達ん家にたむろしたり、青春だった。
将来のことなんて一ミリも考えてなかった僕はやがて、高校三年生になり進路を決めなければいけない時期となった。
んー、進路。何をすればいいんだろ〜、
やりたいこともないし得意なことも特にない。
周りのつるんでいた奴らもみんなそんな感じだった。
高校卒業したらどーするの?と友達に聞くと
やりたいこともないし、勉強ももうしたくないからどっかに適当に就職するかな〜
何人かの友達も同じようなことを言ってた。
今まで気がめちゃめちゃあって、遊んできた彼らだが、それだけは共感できなかった。
一度しか人生ないのに18歳からやりたくもないけど他にやりたいこともないって就職してそこから死ぬまで働くなんて、絶対にやりたくないと思った。笑
やりたいことはないけど就職はしたくない。
考えるのが大変だった。
今まで楽しく遊んで生きてきて、ハッピーな人生を送ってきてたけど、急に壁が現れて立ち止まってしまいどうしていいかわかんないような感じだった。
進路希望調査もずーっと未定のまま提出し続けた。
そして三者面談があり、担任にどうしたいの?と聞かれて何も答えられなかったのを覚えている。
やりたいことないけど就職は嫌だと素直に言った。
好きなことや好きな教科はないの?って聞かれた。
好きなことといえば、友達と遊ぶこと、そして親の影響で洋画、洋楽がめちゃめちゃ好きだった。
それを伝えると、英語とかは興味ないの?と言われた。
興味なくはないけど勉強するのだるいよな〜。と思った。
好きなこととあって英語の成績は他の教科に比べて少しよかったので、担任にも英語の道を進められた。
家に帰り、親と話したり自分で考えたりしてみた。
英語勉強すんのだるいけどぶっちゃけ喋れたらかっこいいよなーって思ってた。
何週間か考えた末に英語を勉強する覚悟を決めた。
親にちゃんと話して英語の学校に行きたいと伝えた。
時期が時期だったので大学はもう遅かった。
そのくらいまで引きずっていたのだ。笑
結果、お母さんが通っていた英語の専門学校に行くことを決めた。
2年間英語を頑張ろう!決め、英語の世界に飛び込んだ。
が、、、、今までろくに勉強してこなかった罰がすぐ回ってきた。
勉強をするという癖がなさすぎて違和感しかなかった。
しかも今の日本お英語の学校なんてどこもTOEICの授業があってもう塾のような毎日だった。
TOEICの点数を取りたいんじゃない。英語をペラペラに話せるようになりたいんだ。
何万回も思った。
TOEICの点数が高ければ英語もしゃべれるようになるっしょと思うかもしれないが、そんなことはない。
リスニングとライティングしかないから話すスピーキング力はつかないのだ。
次第に学校サボったりしてまた友達と遊びまくるようになった。
せめて学校は卒業しなきゃと思い卒業はしたが、英語ぺらぺらにはなれなかった。
もー、どーしよ〜と思った。
いつの間にか2年経って専門も卒業だし、英語ペラペラじゃないし。
でも日本にいても英語も伸びないし(自分の性格上)
もういっそのここ海外に行って日常言語も英語に変えてしまおうと思った。
海外に行って英語を勉強しながら、将来について考えようと。
親も大賛成してくれた。ゆっくりでもいいから色々学んで帰っておいでと。
いや〜あの時は本当に泣きそうになったし、必ず親孝行するって誓ったときでもある。
そんなこんなでカナダに飛び出してきて今である。
まさか今カナダの牧場でホームステイしてるなんて専門学校時代は考えられなかったし、そこが人生の面白いところでもあると思う。
せっかく来たんだし、たくさんのものを吸収しよーう!!
カナダでの人生模索の旅はまだまだ続く。。。