トイレから国を分析
日本は素晴らしい国。これはカナダにきてから特に感じている。
今日気になったことがある。それはトイレについて。
生きている全ての人が使うトイレ。
今まで何も考えず普通に使ってきたトイレだが、急にトイレの深い話を考えてしまった。
日本のトイレにはウォシュレットというものが付いている。
他にも便座が暖かくなったり、人を感知して自動で開いたり閉まったりするのもある。
日本では普通に使われているものだが、海外にはない。
世界で日本だけかはわからないが、ここカナダでは見たことがない。
特に冬のカナダは便座が冷たすぎて慣れるまでは苦痛だった。
そんなウォシュレットだが、販売しているのは日本のTOTOという有名な会社だ。
ウォシュレットが販売されてから日本では急激に売れ今では公園のトイレやお店の中のトイレでもウォシュレットが増えている。
なぜ革命的な発明にも関わらず日本でしか普及していないのか。
理由は幾つかある。
まず一つは水の問題がある。日本は軟水だが海外の水は硬水なことが多くそれが普及の妨げになっている。
それと日本は世界でも非常に水がきれいでウォシュレットを使っても問題はないが、水があまりきれいではない地域ではそもそも水が汚いとウォシュレットの意味がなくなってしう。
そういった環境の面でも日本は非常にウォシュレットに適していると言える。
今度日本ってどんな国?と聞かれたら
ウォシュレットが使えるくらい水もきれいでお尻もきれいにできるし最高の国だよ!
と言うことにしよう。
そして他にも海外ではそもそもシャワールームとトイレの場所が同じことが多く、そもそもトイレの近くにコンセントがないという問題もあるようだ。
これくらいならTOTOのホームページを見ればわかりそうだが、今回考えたいのはそこではない。
他にも環境以外でも日本でとても普及した理由があると思う。
それは日本の社会環境。
日本は世界の中でも働き者の多い国だ。というかそういう社会になってしまっている部分がある。
働くのは当たり前、残業するのも当たり前、学生時代は就職に向けて頑張るのが当たり前。
そんな環境の中で、TOTOが販売したウォシュレット。
トイレはどんなに忙しい人にも必要だ。
そんな誰もが日常的に使うトイレくらいは快適にしたい。
用を足している間くらいは快適でいたい。
という声が秘められている気がする。
だからこそ日本で爆発的に売れたのではないだろうか。
他の世界の国の人たちは最初からトイレに快適さを求めてないのだろう。
ただ用をたすところであり、別にそれ以外に何も求めないというスタンスなのかもしれない。
硬水で開発が難しいという理油とともに人々のトイレに対する思いが日本人より薄いのかもしれない。
というと日本人はトイレが好きみたいな感じになってしまうが、日本人がトイレで快適さを感じているのは事実だ。
用を足すだけなら今のままで十分。という考えとせめて用を足しているときくらいはゆっくりしたい。というトイレに対する違いがあると考える。
それが事実なのかはわからない。
が、少なからず日本人がトイレに快適さを求めているということは事実だろう。
まあそれ以外の理由があるため絶対とは言えないが。
どんな理由にせよ日本のトイレが快適なのは間違いないし、世界でもトップレベルのトイレであることは間違いない。
今日も日本のトイレの良さをかみしめながら冷たいカナダ製のトイレを使うとしよう。。。
最後にあのマドンナが2005年に来日した際の名言を紹介しよう。
『ウォッシュレットに会いに来たわ』