友達が先輩のヤンキーたちに返り討ちにされた話
高校の時に仲のいい友達で太った奴がいた。
彼は120kgを超えている上に地黒であり初対面の人には恐ろしい見た目なのかもしれない。
中身はとてもいいやつ。高校の時にたくさん遊んだ。
そんな彼が高校の時のある日、僕と話している時にこんなことを言い出した。
2年の〇〇ってやつうざくね??
うざいどころか僕はそいつをまず知らなかった。
彼は高校からちょいと悪に走る高校デビューに近かった。
喧嘩っ早いし、そういうのがかっこいいと思っていたのだろう。
その日もそんなことを言っていた。
どうやらその先輩は同じ中学だったらしく、中学の時は地味だったのに高校ではイケイケだからムカつくと言っていたが、僕には彼が自分のことを言ってるいるようでなかなか面白かったのは彼には内緒だ。
そんなこと言わなくてもいいし、言っても友達にまでで止めておけばいいものを思春期のイケイケの彼には歯止めが利かず、TwitterなどのSNSなどにもそれを書き込んだ。
何日か経ってその悪口が本人にも届いたらしく、次の日くらいに本人から公園に呼び出しをくらったらしい。
その日はそいつと。一対一で会っていたため聞いた話でしかないのだが、彼は僕の友達にこう言ったそうだ、
俺がムカつくでしょ?気がすむまで殴っていいよと。
あまりにも体格が違うせいからか彼からボコってもいいよという許可がでたそう。
その屁っ放り腰具合にもさらにイライラしたらしくボコボコにしてその日は家に帰ったそう。
僕は毎日学校に行く前にそいつの家に寄ってから学校に行っていた。
なぜならそいつの家は高校の隣だったから。
そしていつものように数日後、朝家に迎えにいくと、そいつの姿はなかった。
彼の母親が出てきて、
〇〇どこにいるか知らない??朝部屋見たらいなくてさ〜。と言っていた。
電話をしても電源が切れている。全く何も知らない僕とその時一緒にいた別の友達はどこにいるのか、なんでいないのか全くわからなかった。
流石に心配になってきて、その日は友達と学校を休んで探すことにした。
いつも遊ぶような場所を順番に回っている時に友達の母親から、彼が帰ってきたという電話がきた。
急いで友達の家に行くと、変わり果てた彼の姿があった。
あの時は申し訳ないと思ったが、僕と別の友達はその変わり果てた姿を見て爆笑してしまった。
まるで漫画のようにパンパンに腫れた顔に擦り傷のようなのが数カ所明らかにボコボコにされてる。
それにも関わらず彼はヨーグルトを食べていた。どうやら唇が腫れていて固体が食べれないようだ。
うまく喋れてなかったため聞き取るのに苦労したがどうやら、あの先輩は友達を見た瞬間にこれは勝てないと悟ったらしく、わざと自分をボコらせ、ボコられた後に仲の良い地元では少し顔が広いヤンキーの先輩にやられたからやり返してくれと頼んだらしく、何も知らない僕の友達が寝ている夜中に、いきなり家に遭われて数人で外に連れ出しボコボコにしたそうだ。
工事現場的なところに連れていかれ消火器で頭を殴られたりもしたらしい。
どうしようもない先輩共だなと思ったが、数週間前にムカつくとか言っていた友達の変わり果てた姿が僕らには惨めにみえて爆笑していた。
流石に彼も学んだのかその後、彼からその時のような発言を聞くことはなかった。