Living my life

カナダ生活、日々思うこと、様々です。将来どころか明日も見えていない。これだから人生は楽しい。

ターザンになる

 

いつの間にか数日が過ぎてしまっていた。

次のステイ先のオーナーとの待ち合わせのために島とお別れをしてバンクーバーにいた僕だが、予想どうりに事は進んでいなかった。

 

まず五月の二日に新しい人と合流する予定だったが、その日の夜僕はバンクーバーにいた。あまり悪口を言いたくないが一つバンクーバーに対しての悪口がある。それはローカーが一つもないということだ。日本じゃ信じられないかもしれないが、こちらには駅にも道にもロッカーはない。僕は全ての荷物を持っていたのでスーツケース、リュックを合わせて確実に40kgを超えていた。歩くのもきついのにもかかわらずロッカーはないためひたすら荷物たちと行動を共にしなければいけない。これは本当にきつかった。

2017年の行きたい年ランキング世界一になったくらいなんだから、観光客が多いのもわかっているだろうし、もうちょっと観光者のことを考えて欲しいとスーツケースを引きずりながら思ったのは僕だけではないはず。

 

しかもさらにお不幸なことに新しいホストのメールの返信がうちのおじいちゃんよりも遅い。とても遅いという意味である。あまりにも遅いから今日これるのか?それとも来れないから今日もホステル取らなければいけないのか?そんな考え事と荷物を背負いながらバンクーバーを歩き回った。

 

結局夕方頃に車が壊れてこれないという連絡が入ったのだが、そこからホステルを探すとなるとバンクーバーはさっき言ったように観光客が多いのでどこも結構満室であった。寝床を探すために荷物全てを持って歩き回ったのは本当に足がやばかった。

無事になんとかホステルを見つけ荷物があるからきつかっただけで実際はそこまで歩いてないんじゃん?と思いIphoneの万歩計を見てみたがその日の合計は14km歩いていた。うん、これはかなりの距離だと納得した。40kg越えの荷物を引きずって14kmも歩いたらそりゃ疲れるわと納得した。

 

そして悲劇はまだまだ続く。まさかお前が俺を見捨てるとはと思ったくらい衝撃だったのだが、旅には欠かせないIphoneがなんと死んでしまった。

 

一度電源がプチント切れるとそれから再び電源がつくことは二度となかった。こんな時にいきなりさよならも言わずに死んじゃうなんて。。

携帯が壊れたということは後々になって超絶大変だった。

 

 

マップを見るたび、メールが来てないか確認するたびにリュックからパソコンを出してこなければいけない。

きっとスーツケースを引きずりながらパソコン片手にマップを見ながら死んだような顔でバンクーバーを歩いていたのは僕だけであっただろう。

 

 

そんな不幸が積み重なりさらにちゃっかりホストも約束の日から三日も遅れて迎えにきた。いろんな不幸が重なりそこそこその人にもイライラしていたが、会って話すといい人だったので良しとした。

 

そんなこんなで次のステイ先に到着したのだが、やはりカナダは最高である。美しい山々、透き通った透明でキラキラ輝く湖、自然が僕の不幸を忘れさせてくれた。

 

ここも近所の家なんてなく、家の周りを鹿がうろちょろしているようなところなので自然を愛してやまない僕には最高以外の何でもない。

 

そしてやはり思ったのだが、カナダに来てから、というかカナダの自然と共に生活してから都会にいるのがストレスでしかなくなってしまった。

小さいバンクーバーでもそう感じてしまったということは東京なんて本当に無理になってしまったかもしれない。

 

まあそんなことは気にせず全力でこの大自然を楽しもうではないか。自然を愛し、ターザン目指します。